高遠ジャズ&ブルースは、音楽を通して人と人、地域と文化が出会う時間をつくるために始まりました。長野県伊那市高遠町を拠点に、ジャズとブルースを軸としたフェスティバルや音楽の場づくりに取り組んでいます。
大切にしているのは、音楽だけではありません。その音が鳴る場所、そこに集まる人、地域でつくられる食べ物やもの、そして高遠で過ごす時間そのものです。
高遠のリズム
私たちが「高遠のリズム」と呼んでいるものがあります。
それは、ステージから聞こえる音楽だけではありません。木々を抜ける風、誰かの話し声、食事をする時間、丘を歩く時間、演奏と演奏のあいだの静けさ。そして、予定していなかったことから生まれる瞬間も、その一部です。
2026年のフェスティバルでは、天候によって一日の流れが何度も変わりました。それでも人々は音楽を聴き、食べ、飲み、話し、丘の中でそれぞれの時間を楽しんでいました。その場で生まれたミュージシャン同士の共演もありました。
その日、私たちはあらためて感じました。高遠ジャズ&ブルースらしさは、すべてが予定通りに進むことではありません。音楽、人、自然、その日の空気が重なりながら、一日そのものが形になっていくことです。
音楽のある場所ではなく、音楽とともに時間が流れる場所。
それが、私たちの考える「高遠のリズム」です。
私たちが大切に
していること
音楽
心に残る「生の音」を大切にしています。ジャズ、ブルース、そしてその周辺にあるさまざまな音楽が、世代やジャンルを越えて出会う場所をつくります。
人と地域
フェスティバルは、ステージの上だけでつくられるものではありません。来場者、アーティスト、出店者、地域の人たちが同じ場所に集まり、それぞれの時間を共有することで、一日の風景が生まれます。
高遠という場所
私たちの活動は、高遠の自然や町の時間から切り離すことができません。音楽をこの場所に置くことで、高遠を訪れる新しい理由と、地域の人があらためて高遠を見るきっかけをつくりたいと考えています。
続けること
一度だけ大きなことをするのではなく、無理のないかたちで長く続けていくことを大切にしています。地域の出店者や職人、地元での仕事や協力関係を育てながら、高遠に音楽のある風景を少しずつ積み重ねていきます。
フェスティバルの
先へ
高遠ジャズ&ブルースは、年に一度のフェスティバルだけを目的とした活動ではありません。ライブ、ワークショップ、映像や文章による記録、アーティストとの交流などを通して、一年を通して音楽と高遠をつなぐ活動を育てていきます。
国内外のミュージシャンと地域が出会い、新しい演奏や学び、文化交流が生まれることも、これから大切にしていきたい取り組みのひとつです。
高遠で、これから
音楽を聴くこと。誰かと話すこと。初めての場所を歩くこと。何かを食べること。そして、少しだけ日常とは違う時間を過ごすこと。
高遠ジャズ&ブルースは、そんな時間が自然に重なる場所を、これからも高遠につくっていきます。

